不動産の人気資格である宅建試験(旧宅地建物取引主任者、2015年度より宅地建物取引士)。国家資格の中では合格が簡単なイメージがありますが、それは昭和40年代や50年台の話です。少なくとも最近の試験においては合格が難しく、再受験される方も少なくありません。
そこで今回は宅建試験合格におすすめの教材(テキスト・過去問題集)を紹介します。宅建試験の合格者であり、数多くの宅建関連のテキストや問題集を比較検討してきた私がおすすめする書籍です。
入門書
宅建試験に短期間で合格するためには、本格的な学習に入る前に全体像をつかむことが効果的です。それに役立つのが入門書・ガイドブックです。その中でも特に役立つのが「まんが初めて宅建」です。マンガでありながら、重要ポイントが網羅した完成度の高い入門書です。この他にも入門マンガは数社が発行しており、それぞれ特徴があります。書店で手に取り比較をされると良いでしょう。
関連記事 「宅建漫画を比較してみた【入門のおすすめの5冊を厳選】」
過去問題集
宅建試験は過去の問題が形を変え、何度も出題されています。したがって、過去問の完全マスターが宅建試験合格に必要です。そこで各社とも過去問題集を出版していますが、合格を目指す受験生の方におすすめなのがLEC東京リーガルマインド宅建講座の出る順宅建士ウォーク問過去問題集です。初めて宅建試験に挑戦する初学者でも分かりやすい解説が特長。またサイズが他社よりも一回り小さくなっているので、持ち運びに便利。通勤通学中やスキマ時間の学習に最適です。
テキスト
入門書を読んで過去問題集に挑戦すると、分からない所が必ず出てきます。そのような場合に辞書代わりとして使うが、本格的なテキストです。そのテキストの中でも、知識が細かすぎず合格ライン突破に特化したLEC出る順宅建合格テキストがおすすめです。本書を繰り返せば、宅建試験合格が見えてくるのではないでしょか。
要点集
宅建試験は不動産系の入門資格とされます。しかし学習をスタートさせてみるとお分かりになると思いますが、覚えるべき量が多いと感じられるのではないでしょうか(特に初学者の方)。
宅建試験は2時間で50問の問題を解く必要があり、それにはインプットした知識を緊張した試験会場でスムーズに出力しなくてはいけません。それには記述量が多い基本書やテキストよりも、重要ポイントのみをコンパクトに記載した「要点集」の繰り返しがおすすめです。
この要点集ですが、LEC東京リーガルマインド宅建講座の「出る順宅建士 重要ポイント555」がおすすめです。その理由として「重要ポイントを音声で読み上げ。スキマ時間に聞きながら手ぶらで記憶(LECサイトより)」という点があります。
宅建試験の受験生の中には学習時間が満足に取れない社会人の方も多いと思います。そんな忙しい方には、この耳からでも学習が可能なLECの要点集を検討されてみてはいかがでしょうか。
関連記事 「LEC出る順宅建 重要ポイント555、音声で移動中でも宅建士試験の勉強ができる!」
このような感じで入門書・過去問題集・テキストを紹介しましたが、もちろん余裕があれば「直前模試」や「一問一答」など他の問題集を解いて見てもいいでしょう。しかし、ここにあるテキスト・問題集だけで十分に宅建試験の合格を目指すことができます。まずこれらの本を繰り返し学習しましょう。