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行政書士試験合格発表まですべきこと?予備試験・弁理士・司法書士へのステップアップも

行政書士試験の合格発表は毎年1月下旬に実施されます。この試験の特徴は、択一だけでは合格ラインを越えず、40字記述式の得点次第で合格が決まる受験生のケースが多い点です。

これには各スクールで行われている解答速報がおすすめです。スクールにより詳細な解説動画や講評が掲載されており、今回の試験の難易度や出題傾向が分かります。記述式の採点も年度により変わりますから参考になると思います。

学習を継続させる必要性

そこで合格発表をドキドキしながら待つわけですが、この待機期間こそ学習を継続して行うことをおすすめします。

勉強をする女性
(画像はイメージです。)

その理由とは?

その理由として、少しでも学習をしておかないと、時間をかけてマスターした内容がきれいさっぱり忘れてしまうからです。行政書士試験は学習範囲が広く、マスターした内容も多いはず。そのマスターした内容が驚くくらい忘れます。

また残念ながら来年の本試験に再度挑戦される方もいらっしゃるでしょう。合格発表までの今の時期に学習をしておくことで、合格発表後にスタート切る受験生の方と差をつけることができます

試験ガイド
先手必勝で合格を目指しましょう!

司法試験予備試験にステップアップも

行政書士試験の特徴の一つとして「出題科目・範囲の広さ」があります。学習を開始したばかりの当初はデメリットと感じた受験生の方も多いはず。

もっとも出題科目が多いと言うことは、他の資格にも挑戦しやすく環境と言えます。一例として司法書士や司法試験予備試験があります。

どちらも民法・商法会社法・憲法が共通科目です。さらに予備試験ならば行政法まで一緒であり、あとは民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法を学習すれば良いことになります。

受験生
民事訴訟法と刑事訴訟法って難しくありませんか?

なぜ予備試験がおすすめなのか?

出題科目の共通性から予備試験がおすすめです。「あと3科目もあるのか!」という意見もあるかもしれませんが、まず行政法の行政事件訴訟法は民事訴訟法を土台としており、さらに民事訴訟法と刑事訴訟法は同じ手続法で共通部分も多い。

さらに刑法と刑事訴訟法は、実体法と手続法の関係にあり、これまた親戚のようなものです。このように行政書士受験生ならば、予備試験がおすすめなのです。予備試験の合格率と分析はこちら

行政書士から法曹へ、そのメリット

行政書士と法曹(特に弁護士)では、できる業務に大きな違いがあります。行政書士はいわゆる「代書屋」であり権利関係に関する書類の作成や、許認可申請など事務的な業務がメインとなります。

それに対し弁護士は法律事務を扱うことができます。つまり民事トラブルの解決を目指すことが可能です。

試験ガイド
社会正義の実現も弁護士の大きな仕事です

【朗報】司法修習の給与が復活!

さらに朗報があります。それは司法修習期間中の給与が復活した点です。従来は無給(貸与制度あり)でしたが、裁判所法の改正により司法修習の給与が復活しました。

参考記事【司法試験】司法修習に給費制が復活!講師のコメントは?

【弁理士】特許申請の専門家!弁理士試験では論文選択科目が免除に

許認可の専門家である行政書士。簡単に言えば「行政への事務手続きの専門家」ですが、産業財産・知的財産の分野における事務手続きの専門家が弁理士です

なお過去には、弁理士資格を持たない行政書士が特許申請をして逮捕されたケースがあります。

弁理士は行政書士と同じ法律系国家資格であり合格が難しい難関試験です。しかし行政書士試験に合格し名簿に登録すると、毎年夏に実施される最難関である論文試験のうち「選択科目」が免除されます。これは他の受験生の方よりも大きなアドバンテージと言えるでしょう。弁理士試験の詳細(短答式・論文試験の合格率など)はこちら

絶対合格!
(画像はイメージです。)

また短答式試験の出題科目においても、「特許法・実用新案法・意匠法」は行政法の特別法、「著作権法」は民法の特別法と、行政書士試験で学習した法的思考の枠組みがそのまま使うことができます。もちろん論文試験・必須科目、口述試験においても同様です。

試験ガイド
まったくの初学者よりも、行政書士試験の経験者は有利だと思います。

そこで行政書士試験から弁理士試験へのステップアップの魅力について、LEC弁理士講座のベテラン講師である佐藤卓也先生が動画で解説しています。

【解説動画】『LEC弁理士講座、佐藤卓也先生の「行政書士からのステップアップ」』

また弁理士試験の詳細については、弁理士講師ブログも併せて参考にされるといいでしょう。

弁理士講師ブログ
▲ 弁理士講師ブログ

(LEC講師のほか、TAC弁理士講座、資格スクエアなどの方の記事も掲載。)

【司法書士】相続ならば遺産分割協議書作成(行政書士)+相続登記(司法書士)でワンストップ!

行政書士受験生の中には、司法書士試験の合格を目指す方もいらっしゃると思います。ダブル資格により、例えば相続ならば遺産分割協議書の作成に加えて相続登記までワンストップでできるなど、業務の拡大が可能です。

そして民法、会社法、憲法など試験科目の重複も、ダブル資格のメリットです。もっとも科目により合格に必要なレベルや、勉強の仕方が異なります。

そこで司法書士試験の合格を目指す受験生の方におすすめなのが、難関法律資格の指導を行うアガルート・司法書士講座の「試験の傾向と対策」です。

合格に向けた基本戦略」として、「配点の高い主要4科目から」「基準点を目指す」「基準点+7問(21点)で合格点を目指す」「多肢択一式を反射的に解答できるようになるまで繰り返す」の4つの視点で合格戦略を解説しています。試験ノウハウページ

アガルート司法書士講座、試験の傾向と対策
▲合格戦略を詳しく解説しているアガルート司法書士講座(画像は公式サイトから)

司法書士試験「非常識合格法」書籍プレゼント(先着100名様)

難関の司法書士試験を効率よく合格を目指すノウハウ本「司法書士試験・非常識合格法」を先着100名様にプレゼントしています。

これは同じく司法書士試験の受験指導に定評があるクレアールによる制作です。具体的に何から始めたらいいか?そして何を続けたらいいか?ヒントになる部分が多いと思います。

【期間限定】あの講座が驚き価格に

⇒LECタイムセールはこちら

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格取得で業務が拡大!

行政書士の業務の中で注目を集めているのが相続の分野です。高齢化社会と共に需要がある分野と言えそうです。そこで相続の分野に進もうと考えている受験生の方におすすめの資格がFP(ファイナンシャルプランナー)です。

FPはお金に関する専門家ですが、FPだと個別具体的な相続税の相談はできないものの、一般的な相続対策の提案が可能です。また依頼者の方によっては事業承継のケースもあるでしょう。このような場合は行政書士として書類作成や提案ができます。

このように行政書士とFPは一見関係なさそうな資格ですが、ダブル資格により業務の幅が広がり、また依頼者の方の信頼度も異なってきます。

相談
(画像はイメージです。)

3級は2週間程度の学習で合格できそう

FP3級の試験科目は6科目と多いですが、内容は難しくないため、2週間程度の学習で合格できると思います。行政書士試験で学習した相続や不動産(民法)などの知識が活かせるからです。

その一方で2級は合格が難しくなります。学科と実技試験の2つから構成されていますが、難易度が上がります。したがって短期間で合格を目指すならば大手スクールを利用するのがおすすめです。

試験ノウハウページ

また解答速報を見て、合格に必要なレベルや学習量を確認しておくこともおすすめです。

【令和6年9月】FP(ファイナンシャルプランナー)2級・1級解答速報、配点予想・2級合否判定・講評解説動画【難易度は?】
令和6年(2024年)9月8日(日)に実施されたFP(ファイナンシャルプランナー)技能検定試験2級・1級の解答速報です。スクールにより解答速報の公開の他、ライブ配信やユーチューブ等を利用した動画解説(講評動画)も実施されます。配点予想や難易度分析を行いたい受験生の方にお勧めです。

なお補足ですが、FP2級に合格している有名人として、タレントの福田萌さんなどがいます。
参考記事FP2級に合格した芸能人、有名女性タレントにグラビアアイドルも

宅建も魅力的、マンション管理士へのステップアップも

不動産資格に目を向けるならば「宅建」でしょう。行政書士と宅建ならば、「宅建業申請」や「農転(農地法に基づく申請)」などビジネスチャンスが広がります。

試験科目の面でも、行政書士試験で学習した民法が宅建試験で活用できます。しかも宅建試験における民法(権利関係と呼ぶ)は、宅建業法とならび配点が大きいため、合格に向けて大きなアドバンテージとなります。

そして宅建業法は暗記で得点源にできる科目です。いかがでしょうか?宅建のハードルも低いと思いませんか?

試験ガイド
宅建試験の勉強を進めると、マンション管理士も視野に入ります。出題科目が一部重なるからです。

まとめ

行政書士試験の合格発表までにしておきたい学習について見てきました。

行政書士受験生ならば、ステップアップも目指しやすい環境にあることがお分かりになった思います。またステップアップを目指す資格も、司法試験などの法律系だけではなく、土地家屋調査士やマンション管理士など不動産系資格も検討したい所です。

特に宅建は合格率も高く、しかも民法が行政書士試験と共通科目、さらに配点の高い宅建業法は暗記中心の科目と、こちらもメリットがある資格試験です。毎年10月に試験が実施され、11月の行政書士試験の腕試し(前哨戦)として受験されるのもおすすめです。

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