平成27年度司法試験合格発表
平成27年度司法試験の合格発表が、8日法務省から発表になりました。合格者数は1,850人という結果です。合格された方おめでとうございます。平成27年司法試験の結果(法務省PDF)
司法制度改革により3,000名を見座した合格者数ですが、2,000人を割る結果となりました。法科大学院制度の在り方について議論する時期なのかもしれません。
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漏洩事件の影響は?
なお合格発表に先立ち、漏洩事件が報道されましたが、法務省によれば「問題の流出先は1人に限られており、合格者の判定への影響はなかった」として、合格判定への影響はないようです。
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今回の漏洩事件により受験された方はもちろんのこと、過去に明治ローで学ばれた方も迷惑をされていると思います。来年度に向けて十分な管理体制を採って頂きたいです。
法務省「司法試験合格者のための進路説明会」の実施も
なお法務省では合格者の方向けに「司法試験合格者のための進路説明会」を用意しています。平成27年10月上旬に東京・大阪で実施されるもので、「平成27年司法試験合格者で,検事任官に関心のある方」を対象としています。実施要項など詳細については法務省ホームページで御確認ください。
▲ 司法試験合格者のための進路説明会(画像は法務省サイトから)
吉野勲先生による短答式試験分析動画
平成27年5月17日(日)に実施された司法試験短答式試験。今年から従来の7科目に代わり、憲法・民法・刑法の3科目に減りました。
そんな平成27年度の短答式について、元伊藤塾司法試験講座の講師で、現在は資格スクエア司法試験予備試験講座で講義を担当する吉野勲先生による「短答式分析動画」が公開中です。
この動画は予備試験短答式試験向けの解説動画ですが、司法試験の短答式は予備試験と共通する問題が多いため、司法試験の短答式の分析にも役立つと思います。
なお司法試験の短答式および論文式試験の分析については、大手スクールによる解答速報も併せてご参照ください。
平成27年度短答式試験分析(前半)
(後半)
おすすめの単年度式過去問題集
司法試験においては論文式および短答式ともに過去問の検討が大切です。そこで平成27年度司法試験のおすすめの単年度式過去問題集を紹介します。
論文式
司法試験 論文過去問再現答案集
LEC東京リーガルマインド司法試験講座による過去問題集です。タイトルにもあるように再現答案を基にした分析になっています。
特に論文試験においては、時間との勝負の面があります。どの事実を、そして論点をどこまで拾い評価するのか?この分析におすすめです。詳細はこちら(LEC書籍ページ)
【関連講座】 司法試験論文試験の分析を行いたい受験生の方におすすめの講座が、LEC司法試験講座の「司法試験 論文過去問答練」です。これは慶応大学を首席で卒業、また新司法試験に上位合格した佐藤みのり先生による講座。
この講座と佐藤みのり先生については、こちらの記事をご参照ください。
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司法試験 論文解説と合格答案〈平成27年〉
法学書院による過去問題集です。受験新報でもお馴染みの中央大学真法会による制作です。受験生の方の再現答案と共に、第一線で活躍する学者(研究者)による参考答案が役立ちます。比較して検討されると良いでしょう。
短答式
LEC司法試験 短答過去問題集
LEC東京リーガルマインドによる短答式過去問題集です。解説も必要以上に多くなく、問題演習におすすめです。もちろん重要箇所には関連知識の掲載や解説を厚くするなど工夫がされています。詳細はこちら(LEC書籍ページ)
平成27年度試験スケジュール
- 願書交付期間 平成26年11月11日(火)から12月5日(金)まで
- 出願期間 〃 11月21日(金)から12月5日(金)まで
- 試験日 平成27年5月13日(水)から17日(日)
- 短答式成績発表 〃 6月4日(木)
- 合格発表〃 9月8日(火)
なお願書の交付は「法科大学院を通じて交付」「郵送による請求」「法務省窓口での受け取り」の3種類が予定されています。
まとめ
ここまで平成27年度司法試験の合格発表について見てきました。試験結果を見て、やはりその減少した合格者数に目が行きます。
今後、司法試験の合格者数はどうなるのか?各法科大学院別の合格者数、予備試験の経由割合など、注目されるところです。