2015年度宅建士試験の合格発表がされました(試験実施団体による合格発表は午前9時30分から)。
さて気になる合格点(合格ライン)ですが、31点となりました。2015年10月に実施された宅建士試験終了後は、予想以上の難しさに焦っていた受験生の方も見受けれられましたが、合格ラインが下がりました(宅建士試験は相対評価で合格が決まります)。
また合格率ですが15.4%と、昨年に比べ約2%ほど低くなりました(昨年度の合格率は17.5%です)。宅建士という「士業への格上げ」による難化も否定できませんが、旧宅建試験でも2010年に15.2%という合格率を記録していますので、それほど大きな変化とは言えません。来年度以降の合格率に注目したいですね。
遅れましたが、今年の宅建士試験に合格された受験生の方おめでとうございます。宅地建物取引主任者試験から宅地建物取引士に格上げされた第1回となる試験で、不安を感じる受験生の方もおられたのではないでしょうか。不安に打ち勝ち、難関の宅建士試験に合格された経験は、今後のあらゆる場面で生きてくるでしょう。
なお宅建士として活躍を目指す方でも、「2年以上の実務経験がない方」、「不動産業に従事しているが実務経験と認められない方」は宅建士試験の合格に加えて「宅建登録実務講習」を受講される必要があります。LEC東京リーガルマインド宅建士講座等で実施されているので、検討されてみてはいかがでしょうか。
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LEC水野健先生による動画
「登録実務講習から始まる宅建士への道」
残念ながら不合格の方
残念ながら宅建士試験に不合格なった方もいらっしゃると思います。来年の宅建士試験の合格を目指されるのであれば、「問題演習の量」を増やされることをおすすめします。
もちろん宅建士試験の出題範囲を網羅的に学習することも大切ですが(具体的にはテキストの読み込み)、一度学習をされた受験生の方ならば、問題を徹底的に解いて、その上で生じた疑問点をテキストで確認する方法がおすすめです。
これならば必然的に弱点分野を学習せざるを得ません。言うまでもなく得点のアップを目指すならば、得意分野をさらに伸ばすよりも、弱点分野を克服して得点につなげる方が遥かに楽です。
そして利用する問題集ですが、過去問題集を中心にされると良いでしょう。そして過去問題集を中核として、予想問題集、一問一答問題集、市販の模擬試験と少しずつ手を広げていくのです。各ステップで復習を各自に行い、知識の定着を図ることで以前とは比較にならない程の得点が期待できると思います。また合格ラインも見えてくるでしょう。
その過去問題集ですが、LEC東京リーガルマインド宅建士講座の「LEC出る順宅建士ウォーク問過去問題集」がおすすめです。そのおすすめ理由として、4つを記事に掲載しています。詳細についてはリンク先の記事を参照して頂きたいと思いますが、まずは「出る順問題集」から始めて、各段階に進まれると良いでしょう。ぜひ次回の宅建士試験の合格に向けて頑張ってください。