大手試験対策スクールを利用するにせよ、独学で行政書士試験の合格を目指すにせよ、必須のアイテムになるのが問題集です。
問題集には行政書士試験の過去数年分の問題を収録した過去問題集、実力補強を目指したパワーアップ系問題集、そして予想問題集(予想模試)があります。
まず過去問題集の選び方ですが、行政書士試験は平成18年から新試験制度に移行した点を留意する必要があります。したがって古すぎる問題を解いても役に立ちません。その一方で出題傾向をつかむためにある程度の分量は必要です。
その視点で私がおすすめするのは、LEC東京リーガルマインド行政書士講座の「出る順行政書士 ウォーク問過去問題集」です。10年分の本試験問題を収録してあり、分量としてもちょうど良いです。また見開きで1問につき1ページの詳しい解説を用意しているのもおすすめポイントです。
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次に実力補強を目的としたパワーアップ系問題集ですが、これは「アルティメット択一問題集」が最適ではないでしょうか。ここ数年の難化傾向にある行政書士試験を踏まえて、司法試験などの問題集を解く受験生の方が増えています。確かに新司法試験の短答式はそれほど難しくなく、行政書士試験ともレベルが近いでしょう。
しかし分量も多く、また必ずしも出題傾向が一致するとは限りません。そこで前に上げた問題集がおすすめなのです。公務員試験および司法試験の過去問の中から、行政書士試験対策にふさわしい問題を選別して掲載してあります。収録問題数も多すぎず、また少なすぎることもなく、ちょうど良い分量ではないでしょうか。
つぎに予想問題集です。これは出版元により予想模試として販売されているケースがあります。そんな予想模試ですが、「出る順行政書士 直前予想模試」を検討してみてはいかがでしょうか。本試験と同形式の予想問題を3回分収録してあり、1回目で実力確認、2回目は時間配分のシミュレーション、3回目はマークシートの塗り方などの最終確認など、受験生の方の目的に応じて様々な利用方法が考えられます。