【行政書士試験】直前期の効率的学習法まとめ【最終チェックも】

11月の行政書士試験まで残り時間もわずか。合格に向けて学習されてきましたが、行政書士試験は法令科目に加えて一般知識と出題範囲が広いのが特徴です。

つまり直前期の学習の調整次第で、せっかくの努力も無駄に終わってしまうことも。そこで直前期にしておきたい学習についてまとめたいと思います。

学習する

何をどう勉強したらいい?【最終チェック】

行政書士のみならず国家資格においては過去問題集を中心とした学習が効果的とされますが、学習範囲が広い民法を中心に過去問では対応できない出題も予想されます。そこで最終チェックとして、目を通しておきたい問題集等を確認しておきましょう。

基本テキストと過去問題集

テキストと問題集について説明はいらないでしょう。スクールを利用されている受験生ならば講師が重点的に説明した重要箇所、独学の方ならば太字部分など徹底的に繰り返しましょう

試験ガイド
直前期に新しいテキストに手を出すことは厳禁です。説明方法も異なり、頭が混乱します

六法の読み込み

憲法の統治部分や行政法の行政手続法・行政代執行法などは条文知識がそのまま得点につながります。「正確性」に注意して繰り返すようにしましょう。

試験ガイド
法律の学習は、まず条文、次に判例です。

この他の条文については講義中に扱った条文、会社法や地方自治法など学習範囲が広い分野については過去問で出てきた分野に加え、会社法ならば株式・機関などを中心に復習しておきましょう。

模擬試験の復習!出題予想が的中する例も!

各試験対策スクールで力を入れているのが模擬試験。本試験で的中すれば大きくアピールできるからです。したがって学習可能な時間にもよりますが、余裕があれば目を通しておきたいところ。特に間違った問題は復習しておきましょう。

この他にも要点集や一問一答問題集など書籍はありますが、手を広げ過ぎずに「繰り返し」学習するようにしたいです。1000の不正確な知識よりも、300の正確な知識の方が合格に役立ちます。

試験ガイド
繰り返すことで、点の知識が線になって理解度が増します

模試の結果に落ち込むな

今の時期は行政書士試験の模試が最盛期です。行政書士試験は3時間で多くの問題を処理しなければならず、近年の問題文の長文化も合わせて、時間配分のシュミレーションが必要です。なので、模擬試験を受験して時間配分のシュミレーションをすることは、合格には必要不可欠なものです。

しかし受験生の方の中には、模試の結果に落ち込んでしまい、先に進めない受験生が多く見られます。模擬試験の結果はあくまでも模試を受けた時点での学力であり、本試験本番までは残り時間は十分にあります。落ち込む必要など全くありません

イギリスのチャーチルは次のような名言を残しています。

Success is the ability to go from one failure to another with no loss of enthusiasm.
(成功とは、熱意を失わずに、失敗から失敗へと進んでいく能力である)
受験生
ヤル気が出そうです!

いま受験生とするべきことは、失敗を恐れずに先に進むことです。合格目指して頑張りましょう。

朝型学習で行政書士試験の合格を目指す!

行政書士試験は午後1時から3時間の実施です。夜型で学習している方も「昼間に最高のパフォーマンスが出るよう」調整しましょう。

受験生
そもそも朝型と夜型はどっちがいい?

行政書士試験の受験者の中には多くの社会人の方がいらっしゃいます。本業の仕事の一方で、学習の時間を捻出するのにご苦労されていると思います。それに関連して、行政書士試験の学習は夜型がいいのか?朝型がいいのか?という点に言及しておきたいと思います。

夜型学習と朝型学習、これは個人の好みにもよりますが朝型学習が好ましいと思います。その理由をいくつかあげておきます。

  1. 夜は友人知人からの電話やメールがあるが、早朝には少ない
  2. 夜はおもしろいテレビ番組やドラマがあるが、早朝にはない
  3. 夜は晩酌の酔いがまわり、集中して学習できない。何より会社帰りで疲れている
  4. 朝は電車も空いている、座れるから車内で有効に学習ができる
  5. 早朝にその日の学習ノルマの大半を終了させると精神的にもいい
  6. 早朝の会社は雑用も少なく、仕事もはかどる。早い帰宅も可能。残業も少なくなる

このように朝型のメリットはかなりあります。本業との二足のわらじで行政書士試験の学習時間が確保できないと悩んでいる方、一度でいいから朝型学習(朝型生活)にしてみてはいかがでしょうか。ぜひおすすめします。

受験生
朝型学習の方がメリットが多そう

直前期だからこそ、基礎事項が重要

民主党政権時代、当時の野田総理は党首選で、政治を雪だるまに例えました。最初は小さい雪の塊でも、少しずつ着実に雪を重ねていけば最後には大きな雪だるまになる、という例えです。

行政書士試験対策の学習もこれに似ています。中心となる基礎事項に少しずつ知識を重ねていき、最後は大きな雪だるまにする感じです。

重要なことは、中心となる基礎事項が重要と言うことです。中心がしっかりしていないと、どんなに知識を重ねても結局は崩れてしまい雪だるまは完成しません。

行政書士試験までの残り時間が少ない直前時期の今こそ、雪だるまの中心となる基礎事項を大切にしましょう。

雪だるまのように重要事項を重ねていく

【直前期】出題範囲が広いからこそ、メリハリのある学習も

行政書士試験は難関試験ですから、網羅的に(重要事項に漏れがないように)学習をすることが大切です。もっとも残り時間が少ない直前期においては、科目によってはメリハリのある学習も検討したいところ

たとえば、民法670条。これは組合に関するものですが、ここに出てくる業務執行者だの組合の常務だの、それに対する異議なんて出題されません。もし出題されてもほとんどの受験生は正解に至りませんから合否には関係ありません。

このようなマイナー分野をどんどん切り捨てることによって、つまりメリハリ学習も短期合格への合格戦略のひとつです。

それではその切り捨てる分野の見分け方は、どうするか?それは過去問の出題傾向を調べることによって判断できます

出題傾向を確認する点からは、十分な過去問の量を収録している過去問題集がおすすめです。LEC行政書士講座の「出る順行政書士過去問」や、伊藤塾行政書士講座の「うかる行政書士」などいかがでしょうか。

両方のスクールともに、指導経験が豊富であるため、過去の出題傾向の分析は万全だと思います。

合格を目指す!

高橋克典先生の直前チェックポイントもおすすめ!

行政書士試験で正答率の低い個数問題・組み合わせ問題。解答に苦労している受験生の方も多いでしょう。そんな受験生の方におすすめの記事が、高橋克典先生の「直前チェックポイント」です。

ここで高橋克典先生について紹介しておきましょう。高橋克典先生は宅建や行政書士試験の指導経験の豊富な方で、住宅新報社の「パーフェクト行政書士基本書」などを執筆されています(共著)。サラリーマン金太郎などでお馴染みのタレント・高橋克典さんとは関係ありません。

そんな高橋克典先生の記事では直前チェックポイントとして、

  1. 第4回 全部読まなくても大丈夫 組合せ問題は効率的に!
  2. 第3回 難関突破に欠かせない 個数問題を攻略せよ!
  3. 第2回 試験直前にうってつけ 判決文の問題を解こう!
  4. 第1回 問題を読むリズムが重要 本試験と同じスピードで

と4項目に分け、受験生の方の弱点となりそうな分野について解説しています。

特に第4回の「組み合わせ問題」では、過去の会社法の問題を材料にして、選択肢の絞り方について解説しています。実際の本試験では、過去問では見たこともない肢が登場するので、肢の絞り方など参考になると思います。
リンク 高橋克典先生の「直前チェックポイント(ラスト1カ月の得点力UP大作戦!)」はこちら

3時間の感覚を確認しておく!モーツァルトで集中力も!

行政書士試験もいよいよ直前となりました。そして取り組んでおきたいことがあります。それは3時間の感覚を確認しておく、ということです。

行政書士試験の試験時間は3時間ですが、受験してみると意外と短く感じるはずです。時間切れで失敗しないように、試験時間である3時間の感覚を確認しておくことが重要です。

そこで3時間を1セットで学習するようにしましょう。社会人の方はまとまった時間が取れませんが、土日や連休などを利用してください。

学生

そして3時間勉強したら必ず休憩をとることが重要です。直前期になると5~6時間ぐらい続けて勉強してしまいがちですが、適度な休憩をとることで学習効率も上がります。

この休憩時間におすすめなのが、モーツァルトの音楽です。朝日新聞(11/2、東京版夕刊)によると、モーツァルトの音楽を聴くことによって副交感神経の活動が高まり、集中力がつくそうです

これなら気分転換にもなりますし、学習効率もアップしそうです。ぜひモーツァルトの音楽を活用して、行政書士試験の合格を目指してください。

学習効率をアップさせる「集中力アップ体操」も

同じく朝日新聞サイトでは、集中力体操を紹介しています。

これは指回し体操でお馴染みの栗田昌裕先生が、学習能率アップに役立つ6つの体操を動画と写真で解説。どの体操も手軽に短時間で行うことができます

何より無料で効率アップが可能なので、学習時間をもっと有効活用したい受験生の方におすすめです。
関連リンク朝日新聞デジタル:脳に効く集中力アップ体操 受験生にオススメ – がんばれ!受験生

副交感神経を刺激して一日を有効活用

以前に日本テレビの番組「世界一受けたい授業」で放送されていました。

登場した順天堂大学の小林弘幸教授によると、副交感神経を刺激することによって、その日一日を有効活用できるそうです。気分が爽快、頭の回転が良くなる、そんな効果が見込めるのではないでしょうか。

そして最も簡単な副交感神経を刺激する方法とは、「朝起きたら、コップ1杯の水を飲む」と言うことです。たったコップ1杯の水を飲むことで、その日一日を有効活用できるのですから、ぜひ実践してみましょう。

コップ一杯の水で副交感神経を刺激する

そして副交感神経を刺激する方法がもう一つあります。それは笑うことです。笑うことによって、副交感神経が刺激されて血流が見違えるほど良くなります。昔から「笑う門には福来る」と言いますが、科学的に根拠があったのです。以上のことから、

  1. 起きたらコップ1杯の水
  2. 笑う

これで一日が有効活用できます。この方法で残りの行政書士試験勉強を頑張ってください。
参考リンク授業復習|世界一受けたい授業

睡眠時間だけは削らない!体調管理も重要な合格戦略!

行政書士試験は毎年11月中旬に実施されます。この時期はインフルエンザや風邪にかかる人が多い時期です。したがって受験生の方の中には体調不良で不合格になってしまう方がいらっしゃいます。

まず十分な睡眠やバランスの良い食事を摂り万全の体調で試験に臨むことが大切ですが、周りの人に風邪をうつされてしまう人もいます。これを予防するために、試験直前期にはできるだけ人混みの場所に出かけないようにしましょう。

合格祈願

また予防の点からは通勤電車内ではマスクの着用も重要です。マスクをしておくことで飛沫(ひまつ)感染から身を守ることが可能です。このような予防と十分な睡眠とバランスの良い食事で万全な体調にして行政書士試験の日を迎えることが大切です。

睡眠不足は絶対にダメ!「頭が回らない」「覚えられない」などデメリットばかり

そして直前期には学習時間が絶対的に足りないため、これも睡眠時間を削る要因になります。そこで大切なのは、学習時間は有限であることを認識し、重要分野を最優先することです。するとどの分野を学習すべきか考えるようになり、それが出題予想のトレーニングにもなります。

とにかく睡眠不足は「頭が回らない」「覚えられない」などデメリットばかり。絶対に避けてください。

試験ガイド
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【最後に】逃げてはいけない、マークシートだから奇跡が起こるかも!

直前期にあたり、今年度の受験をあきらめようか迷っている方もいらっしゃるでしょう。しかしぜひ受験することをおすすめします。

配点の多くがマークシートであり、受験テクニックで対応できる部分がある」ため合格の可能性もあるからです。

試験ガイド
択一式・選択式が難しい年度は、記述式で採点が甘くなり、合格しやすくなることも。

私の受験生時代を振り返ってみれば、願書は提出したものの試験日の当日まで自信がなく、受験をあきらめようとも思いました。それでも結果は合格でした。また他の合格者の中には「直前で開いていたテキストのページが偶然にも出題された」、そんなエピソードもあります。

行政書士試験は最後まで分からないものです。あきらめないで最後まで頑張れば、合格の可能性も出てきます。ぜひ頑張って受験しましょう。

試験ガイド
宝くじを買わないと、当たることは絶対にありません。行政書士試験も同じこと。かならず受験して!

行政書士試験の願書忘れてた
(さすがにこれはまずいです、笑)

あとは本番で実力を発揮するだけです。失敗しないよう全力で取り組みましょう。

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