法律系資格の学習に必要な六法。土地家屋調査士試験においても同様で、重要判例や先例の確認に必須です。
そして普段の学習に特化したのが「土地家屋調査士六法」。試験科目だけを対象に、また出版社によっては申請書様式や公差早見表等の掲載など、資料も充実しています。
(画像はイメージです。)
そこで今回は受験生の方におすすめな土地家屋調査士六法について、東京法経学院と表示登記法務研究会の六法を比較します。
土地家屋調査士六法(旧調査士受験必携六法)【東京法経学院】
合格に向けて必要な「重要判例」「先例」「法令」を収録した東京法経学院の「土地家屋調査士六法」です。平成29年度版から以前の「調査士受験必携六法」から名称が変更となりました。
この土地家屋調査士六法ですが、2012年版において大きくリニューアルされています。具体的には「横2段組みにして活字を大きく」しました。まるでテキスト感覚のように使うことができます。もちろん本試験合格に必要な「法令・先例・判例」を多数収録。主要な法令には参照条文も掲載しています。
また使用している紙も厚くなりました。重量がやや増したものの、以前よりもめくりやすくなりました。これにより欲しい情報へのアクセスタイムも短縮することができ、本試験対策の学習もより効果的になるでしょう。「土地家屋調査士六法」の詳細はこちら
平成29年版 土地家屋調査士六法 [改題版]
旧書名「調査士受験必携六法」●書籍概要
横2段組/大きな活字/テキスト感覚で読める六法!
会社法人等番号制度の創設に伴う不動産登記事務等の取扱いに係る「平成27年10月23日法務省民二第512号通達」の全文を追加収録
条文と連動して体系的に掲載している先例等をさらに追加・充実
実務と受験に必要な判例・先例等を一層充実
実務と受験に必要な法令を収録し,主要な法令には参照条文を掲載
資料として[公差早見表等]を掲載
重要語句を多数網羅した事項索引の活用で受験生の学習効率が高まる
詳細 調査士六法【表示登記法務研究会】
表示登記法務研究会による六法です。三段組みで構成されているため、字の小ささが特徴です。もっとも六法らしい六法かもしれません。
なお翌年の2012年度版からは、上記の東京法経学院による「調査士受験必携六法」としてリニューアルされています。
表示登記のための調査士専用赤六法
赤い表紙が特徴的な「赤六法」。2017年7月現在、新年度の赤六法は発売されていません。
まとめ
赤六法の発売が中止されているため、六法は東京法経学院か表示登記法務研究会と言うことになります。
おすすめなのは東京法経学院の「土地家屋調査士六法」です。理由として以下の点があります。
- 試験対策講座や模擬試験を実施している東京法経学院による制作
- 試験対策の学習に特化した内容
- 新年度版が毎年発売されている(最新法令にも対応)
もちろん最終的にはご自分にあった六法を選んで頂くのがベストですが、本試験までの合格まで何度も使う教材です。ぜひ比較して購入されることをおすすめします。