宅建受験生の一番の関心事は合格点だと思います。敵(宅建)を制するためには、敵のことをよく調べないといけません。合格ラインについて関心を持つことはとても素晴らしいことであり、また短期合格への第一歩とも言えます。
その合格ライン(ボーダーライン)ですが、平成20年代だと前半が33~34点前後で推移していたのですが、36点と高い水準になった年度もあります。宅建試験の難易度はこちら
それでは今後、高得点を獲得するためにハイレベルの学習をする必要があるのでしょうか。特に平成27年度からは宅建から宅建士に格上げされます。しかし効率よく短期間で合格できた私から見れば、その必要は全くないと思います。むしろハイレベルを意識するあまり、基礎事項の学習が手薄になったら本末転倒と言えるでしょう。
そこで受験生の方にして頂きたいのは、過去10年分の過去問のマスターです。この過去問演習はただ問題を解くだけではなく、問題を解くたびに基本テキストに振り返り重要事項を再確認することが大切です。地味な作業ですが過去問演習と基本テキストの往復で、宅建試験の合格に必要な知識が十分に習得できます。
そして何度も繰り返しているうちに、応用力がつくようになります。野球で言えばストレートしか打ち返すことができなかった選手が、変化球にも対応できるようになる、こんな感じです。
その際重要なのは、何度も読み返しに耐えうる定評あるテキストを選ぶことです。無駄に長い説明があるテキストを選ぶのは得策ではありません。重要事項を無駄のない文章でコンパクトに記述してあるテキストを選ぶようにしましょう。
そのような基本テキストでも私がおすすめしたいのが、LEC東京リーガルマインド宅建講座の出る順宅建合格テキストです。長い受験指導から紡ぎ出された無駄のない記述は、短期合格を目指す上で重要なアイテムと言えます。ぜひ本書で宅建士試験の合格を目指してください。