行政書士試験は司法試験や司法書士試験に比べて比較的簡単な試験とされています。しかし法律の学習自体は難解なものであり、そして学習範囲も広く、また本試験の合格には重要事項を繰り返し学習して知識を頭に定着させる必要があります。
したがって初めて行政書士試験に挑戦する受験生の方でも、「何度も繰り返し学習する」必要があるのですが、かんたんな試験だと思い込んでいるため、繰り返しの回数が足りずに不合格になってしまう方が多くいます。
この繰り返しの回数ですが、5回程度では足りず、最低でも10回できれば20回繰り返すのが理想的です。そんなに繰り返すのか!と驚かれるかもしれませんが、大変なのは最初の5回ぐらいまでであり、それを越えるとむしろ簡単に思えてきます。
それでも市販されている一般的な基本テキストでも数百ページはあるでしょう。これだけの分量のテキストを何度も繰り返せと言われても大変かもしれません。
そんな繰り返しが面倒だと考えている受験生の方におすすめなのが、LEC東京リーガルマインド行政書士講座の「重要事項総まとめ」です。本書は本試験の合格を目指す上で確認しておきたい重要な知識を、1ページ単位でコンパクトに整理してあり、総ページ数も基本テキストほど多くはありません。したがってくりかえし学習に最適な分量になっています。これならば何度も繰り返し学習することが可能でしょう。
そして実際の模擬試験など受験してみて、疑問点や理解が足りない点が出てきたら、通常の基本テキストに戻り確認するのです。したがって学習が進んで来たら分厚い基本テキストを何度も繰り返すのではなく、辞書的に使うのがおすすめです。もちろん時間が十分にあり、繰り返巣余裕があるのならば、基本テキストの繰り返しもあるでしょう。捻出できる学習時間を考慮して自分に合った学習をしてください。