資格試験の受験生の中には学習時間が満足に確保できない社会人の方も多いだろう。そこで陥りがちなミスが睡眠時間を削って学習してしまうパターンである。
受験しようとする試験が簡単な内容で、一夜漬けで十分に合格を目指せる程度のものならば、睡眠時間を削ることもあるだろう。しかし司法試験や司法書士試験など難関資格の場合、学習期間も長期に亘る。一日だけ睡眠を削っても結局は合格できないのである。
そこで睡眠時間を削ることを考える前に、一日の生活パターンを振り返ってみよう。無駄なテレビやネットサーフィンなどはないだろうか。「起きたらまずメールチェック」などの習慣がある人は注意したい。気が付いたら30分も無駄にしていた、なんてこともよくあることだ。
また限られた時間内に必ず終わらせようという意識は集中力を生み出し、学習効率も上がる。ぜひ睡眠時間を削る前に、「今の生活パターンの見直し」並びに「決められた学習時間内でノルマを達成するように努力する」ことを実践してほしい。