難関資格試験の場合、合格まで最低でも数か月の学習が必要となるのが一般的である。毎日数時間の学習を長期に亘り続ける必要があるため、挫折してしまう受験生の方も少なくない。そこで学習を挫折させない方法を考えてみたい。
1、学習を続けられる環境をつくる
多くの挫折者のパターンが「結果がすぐ出ないため、やる気が出ない」というものだろう。人間は感情に左右されるため、「やる気」の減少は挫折につながりやすい。
そこで学習を続けられる環境を作ることが大切だ。半ば強制的である。具体的には「有料の自習室を借りる(または試験スクールの自習室を利用する)」、「受験ブログ(受験の経過を記憶する内容)をつくり退路を断つ」、「SNS等で学習仲間を作る」などである。
このように感情に左右されないシステムを用意することで、何も対策を採らない場合に比べ挫折する確率は低くなるはずである。この他にも方法があるので、自分に合った方法で学習を続けて頂きたい。
2、学習時間を捻出する
学習を続けられる環境ができても、実際の学習時間が確保できなければ意味がない。学習時間が満足に確保できない社会人の受験生の方の場合、工夫して学習時間を捻出したい。
具体的には「早起きをする」「メールチェックは決められた時間のみ」「指定席やグリーン車を使い移動中の学習を効果的にする」などである。これらの方法の中には最後のケースのように費用が発生するものもある。しかし試験に合格すれば会社から各種手当が支給されることも少なくない。またそのような支給がなくてもスキルアップによりビジネスチャンスの拡大、それによる収入の増加も期待できる。したがって回収可能な費用として考えたい。