QC検定2級の合格率は20%台、約5人に1人しか合格できない!
品質管理の能力を測るQC検定(品質管理検定)。入門に位置付けられる3級こそ50%前後の高い合格率ですが、2級になると合格率は20%前後という難関試験です。
したがって十分な勉強をしないと合格は難しいですし、また過去の出題傾向を徹底分析して、合格ラインの突破に向けて万全な対策が必要です。
独学よりも通信講座で効率よく合格を目指す
もちろんQC検定2級の合格に向けて、市販のテキストや問題集を中心の独学で学習を進めることも可能ですが、合格率の低さを考えると実績ある通信講座を利用するのがベストです。
具体的には、公式テキスト「品質管理検定教科書 QC検定2級」の説明は初学者の方にはわかりにくく、受験生の方の評価はあまり高くありません。
それに対し、通信講座のオリジナルテキストは初学者でも理解できる分かりやすさが特長です。
公式テキストのカスタマーレビューは、アマゾンを参考を参考にしてくだい
やはり効率よく合格を目指すなら通信講座です。そんなQC2級向けのおすすめ通信講座をまとめます。
おすすめのQC検定2級通信講座!動画講義のLECか?添削指導ありのJTEX(ジェイテックス)?
おすすめのQC検定2級通信講座ですが、やはり技術系の通信講座を数多く開講する「JTEX(ジェイテックス)」です。他校と比較しても質問制度などフォロー体制も万全!
通信添削で着実に実力をつけるJTEX(ジェイテックス)
技術系の通信講座JTEX(ジェイテックス)の「現場で役立つ QC検定2級 受験準備コース(過去問題集・解析ソフト付き)」です。
JTEX(ジェイテックス)は、技術系を中心に通信講座を開講しており、2023年11月現在、利用企業6,000社以上、累計受講者数200万人、指導歴は40年と、レジェンドのような資格予備校です。
▲QC検定2級通信講座を開講するJTEX(画像は公式サイトから)
技術系資格を得意とするJTEXだから安心して受講できる!テキストは重要ポイントが分かりやすい2色刷り
JTEXは40年以上の指導経験があるので、初心者でも理解できるステップを踏んだ解説、効果的な解説、また実際の試験会場でもあわてない実戦的テクニックも伝授。初めてQC検定に挑戦する受験生の方や、3級合格者にもおすすめの通信講座です。
もちろん最近の国家試験の出題傾向を徹底分析、広い出題範囲も効率的に学習ができるように設計されています。
テキストは、重要ポイントがすぐにわかる2色刷りです
JTEXでは、QC検定2級の合格に向けてオリジナルテキストを制作していますが、さらに効率よく学習できるように「2色刷り」を採用しています。実際のテキストはこんな感じです(サンプル)。
重要箇所は、赤字で印刷するだけではなく、説明の冒頭に「重要のアイコン」、さらに背景色をつけることで、瞬時に重要ポイントが分かるようになっています。
繰り返し学習や、本試験の直前に見直すことで、得点力アップも期待できると思います。
また図表も多用して、受講生の方の理解度のアップも目指しています。
なお、使用教材は「オリジナルテキスト4冊」「CD-ROM(統計解析ソフト)1枚」「オリジナル過去問題集」「レポート(添削指導)4回」となっています(2023年11月現在)。
過去問題集は、試験を実施する日本規格協会発行の「過去問題で学ぶQC検定2級」を加えているので、試験の出題傾向にも沿っています
理解を深める「CD-ROM(統計解析ソフト)」もポイント。視覚的にも記憶に残りやすいでしょう。
学習の流れ!レポート(添削課題)で実力の定着を目指す!
ここで具体的な学習の流れについて説明しておきましょう。
- 学習スタート始めに各単元の説明
これから学習する内容を簡単にまとめています。概要をつかんでください
- テキストを読む図表も一緒に押さえよう
通信講座のメインです。初学者の方でも理解できるよう、わかりやすい文章で書かれています。なお、学習ペースは1日約4ページで、計算上は受講期間中(4か月)に講座を修了することができます。
- 練習問題にチャンレジマスターした知識を定着させる
学習した内容を確認する練習問題です。正解するまで繰り返しましょう
- レポートに挑戦合格するまで先に進めない!
JTEXのおすすめポイントの一つであるレポート(添削問題)。レポートの合格ラインは60点以上です。合格できなければ、再度提出!まさに虎の穴。
- 質問も可能分からない箇所は質問しよう
JTEXの通信講座では「質問券」が用意されています。分からない箇所は質問で疑問を解決しておきましょう
- 修了全レポートの合格が条件
全レポートの合格で、本講座は修了です。修了証が発行されます。なお、受講期間は4か月です。
受講者の声は?評価は高い?
ここで実際に「現場で役立つ QC検定2級 受験準備コース(過去問題集・解析ソフト付き)」を受講された方の声を公式サイトから見てみましょう。
重要な事項が太字になっていたので、要点がわかりやすかった。練習問題が豊富なので復習しやすい。
本講座では分かりやすい説明が特長の一つですが、豊富な問題演習もおすすめポイントです。したがって読んですぐ問題を解くことで、インプットとアウトプットの同時並行学習が可能です。
解説が詳しく載っているので理解しやすい。
JTEXの通信講座は初学者の方でも学習が続けられるよう、わかりやすい説明がされています。やはり40年以上の指導実績は違います。
また実力をつける添削指導(レポート)が4回ありますので、さらに理解が深まるはず。
▲添削指導があるJTEXのQC検定2級講座(画像は公式サイトから)
改めて全体像を体験できて新鮮な気持ちを感じたし、知識強化となった。
2級は3級の上級資格であり、学習分野も一部重複します。したがって3級合格者の方には、さらに知識の強化につながるでしょう。
統計的手法について、市販のQC検定用教材よりも詳しく勉強することができた。
本講座では、オリジナルテキスト、過去問題集、添削指導(レポート)のほか、通信講座だからできる「CD-ROM(統計解析ソフト)」など、充実した内容になっています。だからこんな声も。
品質管理に対する知識が高まった。
また図解が多いのも、この講座の特長。図解は理解を助けるだけではなく、重要ポイントを短時間で確認できるメリットがあります。ぜひ本試験の直前にフル活用してください。
このように高い評価をされている受講生の方が多いです
このほかJTEX公式ホームページでは、実際に受講された方の声が数多く掲載されています。受講を検討されている方は、ぜひ参考にされるといいでしょう。
市販の書籍(過去問題集)などで実力をつける!
ここまでJTEXのQC検定2級通信講座についてまとめてきました。試験の合格には本教材を徹底的に繰り返すことです。消化不良で他の教材に手を出すのは不合格まっしぐらです。
もっとも、「JTEXのテキストは理解した。過去問題集も大丈夫。面白くなってきたので、もっと問題が解きたい」、そんな受験生の方もいらっしゃるかもしれません。
そこで問題集をご紹介します。
ユーキャンのQC検定2級 30日で完成! 合格テキスト&問題集
こちらも通信教育の大手・ユーキャンによる書籍「QC検定2級 30日で完成! 合格テキスト&問題集」です。テキストと問題集がセットになっています。
おすすめの使い方としては、通信講座で理解を深めたら、問題集の部分を解いてみましょう。問題を解くことで、合格に必要な知識が強固に定着します。
また暗記用の赤シートが付録でついています。JTEX通信講座のテキストも重要部分は赤字で印刷。つまり赤シートを使うことで、暗記用のテキストに早変わり!ぜひ繰り返して記憶につなげてください。
ここまでおすすめのQC検定2級問題集についてまとめてきました。
繰り返しになりますが、このような問題集は優先順位は低いです。あくまでもJTEXのテキスト、過去問題集、レポート(添削指導)を徹底的に繰り返し、余裕があれば市販の問題集を解く、この流れで一発合格を目指しましょう。
LECのQC2級対策講座は、全20回の動画講義
大手資格予備校のLECによるQC検定2級対策講座です。一般社団法人品質工学会の前身であるQRG(品質工学研究会)で幹事をされ、実験計画法関連の事例発表や共著も多い塚越隆啓先生が講義を担当します。
動画講義は全20回(2020年6月現在)。重要ポイントがコンパクトにまとめられた「QC検定2級 合格ポイント解説(オーム社)」に沿って、講義を進めます。
LEC東京リーガルマインドは司法試験や公認会計士試験、公務員試験など数多くの資格や国家試験の受験指導を行っており、この点でも安心です。また割引制度などキャンペーンを実施することも。
▲QC検定2級対策講座を開講しているLEC東京リーガルマインド(画像は公式サイトから)
サンプル講義動画と講義の進め方、おすすめの学習スタイルも
ここで実際にサンプル講義動画を見てみましょう。
【動画】「QC検定(品質管理検定)2級対策講座」
講義の進め方は、テキストを読み進めながら重要部分を中心に解説を加えるものです。
したがって受講生の方は、先生が講義中で解説された箇所を中心に下線とかラインマーカーでチェックし、復習で再度チェックするのがベストでしょう。
またLECの動画講義では再生速度が変えられるので、「重要すぎる分野は、ゆっくり」とか「復習時は2倍速で」など、受講生の方の目的に応じて視聴できます。
そしてLECの通信講座では、ネット環境さえあればどこでも学習できる「Web通信クラス」と、ネット環境がなくても再生機器があれば勉強できる「DVDクラス」があります。
個人的なおすすめは「Web通信クラス」です。スマホ1台あれば、通勤電車の中でも勉強できます。またDVD通信クラスよりも受講料も安くなっています(DVD媒体が不要なため)。
ただし「Web通信」は視聴期限あり、「DVD通信」は視聴期限なしです
受講生の感想は?
ここで実際にLECの通信講座を受講された方の声を、公式サイトからご紹介します。
興味があった資格なので、勉強する気になったのですが、なるべく労力を少なくしたいと思いました。以前にも、LECの講座を利用したので、今回も申込みました。
QC検定2級は学習範囲も広いため、市販のテキストもページ数が結構多いです。独学だと読み進めるだけでも一苦労。しかし、重要ポイントを中心に解説する動画講義なので、効率よく学習ができると思います。
またLEC東京リーガルマインドは、大手の資格スクールなのでブランドというか、安心感があります。
全20回の動画講義の内容(カリキュラム)
回数 | カリキュラム |
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1回目 | 導入と品質管理の基本 (P2-4、P16-24) |
2回目 | 管理と改善の進め方、品質の概念、プロセス管理と品質保証の途中(P25-36) |
3回目 | プロセス管理と品質保証の途中(P37-51) |
4回目 | プロセス管理と品質保証の途中、問題解決(P51-62) |
5回目 | 検索及び試験、標準化。(P63-76) |
6回目 | データの取り方・まとめ方、確率分布の品質管理における活用途中(P78-91) |
7回目 | 確率分布の品質管理における活用途中(P91-104) |
8回目 | 前回からの続き、確率計算(P104-114) |
9回目 | 統計的推論の品質管理における活用法(P115-127) |
10回目 | 前回からの続き、付表2枚(P127-141) |
11回目 | 付表から相関分析回帰分析(P142-154) |
12回目 | 単回帰分析の基本~問題4まで(P154-164) |
13回目 | 前回からの続き、実験計画法の途中(P164-176) |
14回目 | 前回からの続き、演習 3まで(P176-190) |
15回目 | 抜取検査、問題1まで(P191-204) |
16回目 | 前回から続き、新QC七つ道具の活用 問題1の途中まで(P204-217) |
17回目 | 問題1の解説、信頼性とは、問題1まで(P218-229) |
18回目 | 前回から続き、品質機能展開(P230-241) |
19回目 | 品質機能展開問題1から、統計的プロセス管理とは、問題2まで(P241-255) |
20回目 | 問題3から最後まで、最終回は全般でポイントを解説(P255-265) |
動画講義では「実践」のほか、「手法」にも講義時間を割いているのが分かります。また問題の解説のほか、最終回では重要ポイントを解説しているものうれしいですね。
このほか「QC検定2級対策講座」のおすすめポイントについては、LEC公式ページでご確認ください。
QC検定2級の受験申し込みは公式サイト(日本規格協会)へ
なお、QC検定2級の受験申し込みのほか、試験日、合格率、受験者数、試験の延期、合格発表日などについては、試験を実施する日本規格協会のホームページでご確認ください。
▲QC検定を実施する日本規格協会(画像は公式ホームページから)
2級の受験資格は不要だが、不安があるなら3級から受験も
QR検定2級は受験資格は不要であり、誰でも受験できます。しかし2級の内容に不安がある方(たとえば「実践」の理解が足りない方など)は、QC検定3級から基礎を固めるのがおすすめです。