弁理士試験の口述試験は、短答や論文と比べると合格率こそ高いですが、全問正解があたりまえなので、決して油断ができない試験です。
そんな口述対策は論文合格後から本格的に取り組まれる方がいる一方、学習初期から意識することで短答・論文対策にも役立ちます(論点理解のほか、ゴールから逆算した学習も可能)。
そこで初学者を対象におすすめの口述テキスト・問題集をまとめます。もちろん論文合格者にも。
LEC口述アドヴァンステキスト
LEC口述アドヴァンステキストは、口述試験対策だけでなく、短答式や論文式の基礎力まで同時に鍛えられる実戦型テキストです。
10年分の口述再現と正確な解答を体系別に収録し、条文の趣旨や理由付けまで自然に身につくため、初学者でも最終合格に向けて使える1冊です。
- 口頭で回答する形式のため、自分の理解度がはっきり分かり、知識の定着につながる
- 出題傾向を把握し、青本や条文に戻って知識を固めるという学習法が可能
- 単なる暗記ではなく、なぜそう答えるのかまで書かれているため、論文の理由付けにも使える
- 10年分の口述試験の再現で、試験委員が何をどう聞くのかが具体的に分かる
- 綴じなし版があり、ページをばらして自作ノート・レジュメとしても使える
口頭で回答する形式のため、自分の理解度がはっきり分かり、知識の定着につながる
口頭で答える形式は、ただ読むだけの学習と違い、自分が本当に理解できているかを瞬時にわかります。
あいまいな知識は言葉にできず、正確に説明できる内容だけが残るため、条文や制度の理解が深まり、短答や論文でも使える知識として確実に定着します。

馬場先生のアドバイスで、試験勉強の開始直後から、隙間時間に口述アドヴァンステキストを使って勉強していました。口述アドヴァンステキストは、事例や条文の流れを理解するのに大変役立ちました。(引用、LEC弁理士講座・合格体験記)
口述試験の不合格原因3つは「知識量の不足」「口述トレーニングの不足」「正確性が足りない」です。
したがって年度により採点基準が緩和されることはあるものの、確実に口述試験の合格を勝ち取るには、「青本の読み込み」などの知識量の充実と口述トレーニングが必要。
特に口述トレーニングは重要で、出題に対して「理解」し「瞬時」に「正確な回答」をしなくてはいけません。これは独学では効率が悪く、LEC弁理士講座の口述試験対策講座の受講がタイパの面でもおすすめです。

出題傾向を把握し、青本や条文に戻って知識を固めるという学習法が可能
口述の過去問に触れることで、どの論点がどの角度から問われるのかが見えてきます。
そのうえで青本や条文に戻れば、ただの暗記ではなく、試験で使える形で知識を確認できます。出題傾向を起点に学ぶことで、短答や論文の理解も効率よく深まります。
単なる暗記ではなく、なぜそう答えるのかまで書かれているため、論文の理由付けにも使える
設問に対する答えだけでなく、その結論に至る理由や条文の趣旨まで示されているため、表面的な暗記に終わりません。
なぜその答えになるのかを理解しながら学べるので、論文で求められる理由付けや論理展開にもそのまま応用でき、答案の説得力を高めてくれます。
10年分の口述試験の再現で、試験委員が何をどう聞くのかが具体的に分かる
10年分の口述試験が再現されているため、試験委員がどの論点を、どの順番で、どのような言い回しで聞いてくるのかを具体的に把握できます。
実際のやり取りを追体験できるので、本番のイメージがつかめ、緊張の中でも落ち着いて答える力が養われます。

綴じなし版があり、ページをばらして自作ノート・レジュメとしても使える
綴じなし版が用意されているため、必要なページだけを取り出して持ち運んだり、分野ごとに並べ替えて自分専用のノートやレジュメを作ることも可能。
苦手論点だけをまとめて見直すことができるので、スキマ時間の復習や直前期の総確認にも役立ち、忙しい社会人受験生ピッタリ。

口述アドヴァンステキストは口述試験の過去問が話し言葉のまま掲載されているので、頭の中で、あるいは声に出してシミュレーションをするのに適していました。試験当日の待ち時間にも、これを見直して心を落ち着かせました。綴じなし版がとても便利で、科目別にファイリングして持ち運んでいました。(引用、LEC弁理士講座・合格体験記)
合格者の口コミと評判

口述試験対策は、主に口述アドヴァンステキストと、宮口先生の青本趣旨対策講座のテキストを使用しました。と言っても、論文試験後、仕事が忙しくなったことと、9月の後半の2週間はヨーロッパに出張があり、その準備などでも忙しく、論文試験後7月~9月はほとんど勉強ができませんでした。
(中略)
さらに悪いことには、時差ボケが2週間くらい続き、気合いをいれて勉強ができるコンディションではなかったので、今年の最終合格を少し諦めかけていました。それでも、口述アドヴァンステキストと宮口先生の青本趣旨対策講座のテキストだけは完璧にしようと思い、「これで最後にしてやる!」と最後の力を振り絞りました。(引用、LEC弁理士講座・合格体験記)

論文を突破されている皆さんはさすが優秀で定義趣旨などもすらすらと答えられていて、よい刺激を受けました。皆さんと成長を感じつつ和気あいあいと最後の仕上げができたのはよい思い出になりました。
授業以外の学習方法としては、口述アドヴァンステキストと義村レジュメを音読録音してスキマ時間に聴きまくりインプットをし、各種練習会・模試に参加したり、ソクラテスゼミ仲間とZoomで問答を繰り返したりしてアウトプットをしました。(引用、LEC弁理士講座・合格体験記)
【関連動画】LEC義村講師の「2025年合格目標 今からでも間に合う最速の口述対策」

2025/09/25
口述試験は『合格率が高い=簡単』ではありません。
受験生が必死に対策をしたからこそ最終問題まで突破できるのです。今からでも間に合う最速の口述対策を義村講師が伝授!
このガイダンスを聞いて、最終合格を掴んでください。☆彡 2025年合格目標 口述対策講座のご案内
⇒ https://www.lec-jp.com/benrishi/upper…
引用 YouTube

とにかく口に出すことです。渡辺先生の講義では、レベル2というテキストで口に出して答えるという練習ができていたことで、これが一番良かったです。また、口述模試への参加や口述アドヴァンステキストの問題を誰かに出題してもらうことで、実践的な練習の機会を多く設けたこともよかったです。(引用、LEC弁理士講座・合格体験記)

定番ですが、LECの過去問集(口述アドヴァンステキスト)をやっていました。また、勉強仲間とLINEでつないで、問題を出し合い、口述問題に慣れるようにしました。口述試験の合格率は非常に高いですが、過去問を見ると驚くかもしれませんが、全問正解することが難しいにも関わらず、全問正解が求められます。論文試験が終わって、ひと段落したら、合格発表前に勉強を始めることをお勧めします。(引用、LEC弁理士講座・合格体験記)
レビュー

まず、口述試験自体の説明や注意点が図を踏まえて細かく記載されていて、とても分かりやすいです。
又、試験の内容についてのデータが詳細に記載されており口述試験を細かく把握できると思います。
さらに、それぞれの法域ごとに体系別に記載されているので、勉強が進めやすいと思います。(引用、LECオンライン)

未だ口述試験までたどり着いていませんが、受講している講座の先生から、口述試験の対策は短答試験及び論文試験の対策にもなるから早めに着手するとよい、とのアドバイスをいただいたので、購入を決めました。
余っているGOGOポイントの使い道としてちょうどよかったのも、購入の決め手の一つです。
「綴じあり版」と「綴じなし版」と2種類がありますが、私はタブレットPCにと取り込んで学習したり、必要なページだけを持ち運びしたりできる「綴じなし版」を」購入しましたが、それほどかさばるものではないので「綴じあり版」でも問題なさそうです。(引用、LECオンライン)

分野毎に設問が分かれているため、自分の苦手な分野を徹底的に読み込むことができます。
口述対策だけでなく、短答、論文学習にも効果があるので、短答と平行して学習するのも良いと思います。(引用、LECオンライン)

現在短答対策のゼミを受講しているが、先生が一問一答で質問をしてくれることは、ただ動画やテキストを見て学習するよりも、知識の定着度合いがよくわかるため、口述用のテキストとなっているが、短答や論文も含めて対策に使えると思う。LECのテキストは、入門テキストや短答テキストどれもよくできているので、口述のアドバンステキストが加わることでさらに勉強の充実度が増しそうである。このテキストの存在を知らなかったのでもっと早くしっておけば合格も早まりそうで期待しているテキストである。(引用、LECオンライン)

ゼミの先生等から、論文の勉強にも役に立つので、論文試験前から使うと良いとの紹介がありました。趣旨や理由付けを覚えるために利用します。(引用、LECオンライン)

LECで昨年から勉強しています。短答受かりました。論文合格していれば良いなと期待も込めてテキスト購入します。頑張ります!(引用、LECオンライン)

ゼミの先生等から、論文の勉強にも役に立つので、論文試験前から使うと良いとの紹介がありました。趣旨や理由付けを覚えるために利用します。(引用、LECオンライン)

弁理士スマート講座を受講しており、講師の馬場先生が推奨していたので購入しました。まだ初心者でわからないことだらけですが、将来をみこして逆算的に活用していこうと考えています。

口述アドバンスは、幅広いトピックやテーマを網羅しており、それらについて詳細な情報が提供されています。専門的な用語や概念がわかりやすく解説されているし、口述試験の典型的な質問パターンや問題傾向を把握するのに役立つと思います。口述試験だけでなく、論文試験の対策をしている方にもオススメです。なぜなら、今年の弁理士試験論文式試験において過去の口述試験で出題された内容が問われたらしいので、口述の内容が論文に出題され、またその逆もあり得るからです。(引用、LECオンライン)

条文の定義や趣旨が口述用の答えとして端的にまとまっています。論文の勉強をしながら、並行して使用するお供としての使い方もできるのでよかったです。(引用、LECオンライン)

口述試験のマナーや要領も含め、読みやすいレイアウトで解説しています。持ち運びもし易く、多くの問題を収録しています。口述試験に達せなくても、論文・短答の知識補充にも役立ちました。(引用、LECオンライン)
口述アドヴァンステキスト、特〜意の途中まで復習完了!意匠の問題、難しいものが多い気がする。
— はるちん (@1yPfsGxLEM35188) September 27, 2025
とりあえず口述アドヴァンステキストをポチった(遅すぎ)(ストリートファイターしかしてない)🎮
— EMD (@EMD_1996) August 3, 2023
口述のオンライン練習後に本日のアドヴァンステキストの積み残しを解いてたらこんな時間だ……
— Crosswind (@ZCrosswind) October 2, 2023
これからやること(2月くらいまで)
— アトムス (@patoms32) December 13, 2021
・講義、ゼミの範囲の短答これ問
・論文これ問の周回
・論文マッチング
・口述アドヴァンステキストの音読
(・書き方講座の再視聴)
TAC弁理士試験 口述試験バイブル
TAC弁理士講座が編集した本書は、過去16年分の出題を徹底分析し、口述試験で本当に問われる論点だけに絞った一問一答集です。
重要度表示★や条文参照を活用しながら、知識を正確に言葉で説明する力がマスターできます。口述対策はもちろん、短答や論文の基礎固めにも役立つ一冊として、初学者の学習を役立ちます。
・重要論点を効率よく集中マスター
・即答力を無駄なく強化
・条文の理解が深まる
・星印で重要度と優先度が分かる(★~★★★)
・短答・論文対策まで幅広く活用できる
重要論点を効率よく集中マスター
過去16年分の口述試験を分析した内容から、本当に問われやすい論点だけを選んで学べます。
出題頻度の低い部分に時間を取られず、重要テーマに集中できるため、限られた学習時間でも合格に直結する知識を効率よく身につけることができます。
【参考動画】資格スクエア弁理士講座「口述試験の勉強開始を!!」口述試験を勉強するときのポイントをご紹介!!

即答力を無駄なく強化
一問一答形式で学習することで、知識を見た瞬間に言葉として引き出す訓練が可能。
読むだけの勉強と違い、答えられるかどうかで理解度がはっきりするため、あいまいな部分を残さず、口述試験で求められる即答力を無駄なく鍛えられます。
条文の理解が深まる
各問題に対応する条文や関連規定を意識しながら学べるため、単なる暗記ではなく制度の流れとして条文を理解できます。
どの規定がどの場面で使われるのかがつながって見えるようになり、短答の正誤判断や論文での条文引用も自然にできるようになるはず。
星印で重要度と優先度が分かる(★~★★★)
星印で問題の重要度が示されているため、どこから覚えるべきかを迷わず判断できます。
学習時間が限られていても、★が多い論点を優先して取り組むことで、得点に直結する知識を効率よく積み上げられ、無駄のない復習が可能です。

これは忙しい社会人受験生にとってデカい
短答・論文対策まで幅広く活用できる
口述用の一問一答を使いながら、制度の定義や趣旨、要件と効果を整理して覚えられます。
その結果、短答では選択肢の正誤を判断しやすくなり、論文では理由付けや答案構成が安定します。一冊で幅広い試験対策に役立てられる点が最大のメリットです。
TAC弁理士試験 口述試験過去問題集
過去10年分の口述試験について受験生による再現、それを元にTAC弁理士講座の講師陣が模範解答を示したものです。
見開きのQ&A形式となっているので過去問を基にした口述試験の練習が可能です。繰り返し学習することで知識の充実、不安の解消にも役立つでしょう。
- 実戦形式(Q&A形式)で口述力を強化
- 出題傾向を具体的に把握する
- 正確な回答力を徹底養成できる
- 本番感覚で実力を総点検
- 弱点分野を素早く発見
実戦形式(Q&A形式)で口述力を強化
実際の口述試験と同じ一問一答形式で問題に取り組めるため、試験官に聞かれて答える流れを自然に体験できます。
読むだけでは身につかない、考えて即座に口で答える力が鍛えられ、本番でも落ち着いて対応できる口述力を着実に伸ばせます。
【参考動画】資格スクエア弁理士講座 口述試験の勉強のやり方 油断は禁物!!

出題傾向を具体的に把握する
直近10年分の口述試験を再現した問題に触れることで、どの論点がどのような形で繰り返し問われているのかを具体的につかめます。
感覚的な対策ではなく、実際の出題データに基づいて学べるため、優先すべきテーマがはっきり見えてきます。
正確な回答力を徹底養成できる
過去問の質問に対して、決められた答え方で口に出して練習することで、あいまいな知識をそのままにせず修正できます。
理解しているつもりの部分も言葉にすると弱点が見つかり、繰り返しの演習を通して正確に答える力がマスターできます。

本番感覚で実力を総点検
見開きのQとAを使って、実際の口述試験と同じ流れで自分の力を確認できます。
制限時間や緊張感を意識しながら答えることで、知識の抜けや言葉にできない部分がはっきりし、本番前に実力を総点検することができます。
弱点分野を素早く発見できる
過去問をQとA形式で解いていく中で、すぐに答えられる部分と詰まってしまう部分が明確になります。
どの分野や論点が弱いのかが一目で分かるため、復習すべき箇所を絞り込みやすく、無駄のない効率的な弱点補強につなげていけます。
まとめ
LECとTACの口述対策書籍(テキスト・問題集)は、口述試験だけでなく短答や論文の基礎固めにも役立ちます。
まだ短答前の段階でも、口頭で説明する視点を取り入れることで、知識の理解が一段深まります。将来の口述まで見据えて今から学ぶことで、学習の無駄が減り、合格までの道のりを効率よく進めていけます。頑張りましょう!

