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令和5年度総合旅行業務取扱管理者試験解答速報まとめ!合格ラインと配点、自動採点サービスも

2023年10月22日(日)に実施された令和5年度総合旅行業務取扱管理者試験の解答速報です。

スクールにより解答速報の公開の他、講師による動画解説も用意しています。本試験の出題分析、難易度分析そして合否の参考に活用してください。

フォーサイト、講評も公開!

総合旅行業取扱管理者試験の合格率63.6%(令和3年度)という合格率のフォーサイトによる解答速報。「旅行業法」「約款」「国内実務」「海外実務」の模範解答を公開します。フォーサイトの解答速報はこちら

解答速報の公開日時
2023年10月24日(月)を予定

フォーサイト解答速報2017
▲ フォーサイト旅行業務取扱管理者講座(画像は2018年度解答速報ページから)

【講評】2023年度本試験の難易度は?

旅行業務取扱管理者試験の合格ラインは変わることがあります。そこで参考にしたいのが「講評」です。フォーサイトでは、試験全体の難易度、各科目の難易度など詳細に解説しています。フォーサイト講評はこちら

試験講評
 本年度試験の全般的な印象は、法令・約款では例年通りの傾向であったものの、個々の問題に難度の高いものがあります。多肢選択問題も増えました。
 しかし難易度は例年と余り変わりません。国内旅行実務は、国内観光地理では例年並みの難易度、運賃料金はJRで難度Bランク以上の問題が見られました。そのため科目全体では例年より難しい印象です。また、海外旅行実務では、前半の国際航空運賃で新趣向が見られましたが、レベルは難しくありません。出入国法令実務は例年より易しく、語学、海外観光地理は例年レベルでした。しかし旅行実務知識(第10問)では昨年同様に難問が多く、厳しい内容でした。科目全体では昨年と同レベルと思われます。

(中略)
4.海外旅行実務
 分野ごとの出題バランスは例年と変わりません。冒頭にも述べたとおり、この科目でも分野により難易度の差が大きくなりました。均してみると、ほぼ例年並の難易度といえるでしょう。

① 国際航空運賃
 例年よりもやや易しいレベルでしたが、「落とし穴」もあります。問2は、資料編のP.5にあるSpecified Routingが適用されますが、SEA-LAX-TYOという行程を見ただけで、この特例に気付きたい問題。これを見落とすと誤ります。また、問1、問2が正解できないと問3も正解できないので、大きく明暗が分かれます。
 問5、問6は新趣向の設問ですが、難しくはありません。両問とも、途中降機が可能な回数と都市で、折り返し地点と適用可能運賃を判断します。しかし、ここでも問5、問6が正解できないと問7が厳しくなります(逆に、問5、問6の正誤チェックにもなりますが)。
問1、問4は易しいレベルでした。

② 旅券法、出入国手続等(続きは公式サイトで↓)

引用 フォーサイト「2023年試験講評」

資格の大原

資格の大原・旅行業務取扱管理者講座でも解答速報を公開する予定です。資格の大原・解答速報ページはこちら

解答速報の公開時間
本試験当日、正解が判明した問題から順次公開

「問題・解答解説集、閲覧サービス」の無料実施も

「解答速報で正解番号は分かった、もっと詳しい解説が知りたい」と言う受験生の方におすすめなのが、大原で実施される「問題・解答解説集、閲覧サービス」です。

これは昨年に引き続き行われる無料サービスで、2023年度総合旅行業務取扱管理者試験の問題文と解答・解説がWeb上で閲覧できるものです。

解答速報を確認
(画像はイメージです。)

したがって今回の総合旅行業務取扱管理者試験を受験された方は難易度や出題傾向の分析などフィードバックに、また2023年度本試験の合格を目指して学習をスタートされる初学者の方は最終目標(ゴール)として閲覧されると良いでしょう。

この資格の大原の「問題・解答解説集、閲覧サービス」ですが、実施時期は以下の通りになっています。なおサービスの詳細については、旅行業務取扱管理者・解答速報ページで御確認ください。

「問題・解答解説集、閲覧サービス」の公開時間
2023年11月24日(金)公開予定

総合旅行業務取扱管理者試験 問題・解答解説集 閲覧サービス(無料)
令和5年度 総合旅行業務取扱管理者試験 問題・解答解説集をWeb上でご覧いただけます(無料)。 ぜひお申込ください。ご入力いただいたメールアドレスに、問題・解答解説のURLを メールにてご案内させていただきます。

引用 資格の大原・解答速報

大原旅行業務取扱管理者、解答速報
▲解答速報の公開の他、解答解説集の無料閲覧サービスも実施する大原・旅行業務取扱管理者講座(画像は資格の大原、平成28年度の解答速報ページから)

ユーキャン、自動採点サービスも

通信教育の大手・ユーキャンでは昨年度と同様に、「旅行業法(旅行業法及びこれに基づく命令)」「約款(旅行業約款、運送約款及び宿泊約款)」「国内旅行実務」「海外旅行実務」の各科目の解答速報を公開します。ユーキャン解答速報はこちら

なお公開時間は未定で、正解肢が判明した問題から随時公開していくのが特長です。また受験生の方がご自身の解答を入力すると、 ユーキャンによる模範解答と照合し自動採点するサービスも実施されます。

ユーキャン解答速報
▲正解が判明した問題から順次、解答速報を更新するユーキャン(画像はユーキャン解答速報ページから)

なお解答速報の公開予定時刻については、随時、Twitterの「ユーキャン解答速報アカウント(@ucan_sokuhou)」で告知する予定です。こちらも併せてご利用ください。

なおユーキャンの解答速報で同時に実施される自動採点サービスですが、ユーキャン旅行業務取扱管理者講座の受講生以外の方も無料で利用できます。

令和5年度総合旅行業務取扱管理者試験 解答速報
(中略)
2023年度(令和5年度)総合旅行業務取扱管理者試験の解答速報(模範解答例)は14時頃から順次、公開予定です。
この解答速報の模範解答例はユーキャン独自の見解に基づき作成するものであり、実際の正解とは異なる場合があります。
あくまでも自己採点の目安としていただき、正式な解答については試験実施団体の発表をお待ちください。
この速報の内容を予告なく変更する場合がありますので、あらかじめご承知おきください。
システムの都合によりすべての問題において、選択肢数は5つにて表記しております。ご了承ください。
(以下、省略)
引用「ユーキャン」

クレアール

クレアール旅行業務取扱管理者講座では例年、国内および総合の解答速報を公開してしましたが、2019年3月現在、休講しています。

crear-ryokou-kaito2016
▲平成25年度・26年度・27年度・平成28年度と総合旅行業務取扱管理者試験の解答速報を公開しているクレアール旅行業務管理者講座(画像は平成28年度クレアール解答速報ページから)

トラベル&コンダクターカレッジ

旅行業務管理者・ツアーコンダクターなど旅行関係の資格取得スクール「トラベル&コンダクターカレッジ」でも解答速報を公開しています。

「旅行業法及びこれに基づく命令」「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」「国内旅行実務」「海外旅行実務」の各科目について。トラベル&コンダクターカレッジはこちら

近年は数週間のみの公開となっています。

トラベル・総合旅行業務管理者解答速報
▲昨年に引き続き解答速報を公開するトラベル&コンダクターカレッジ(画像は公式サイトから)

試験実施団体による模範解答

試験を実施する日本旅行業協会の「総合旅行業務取扱管理者試験 試験問題・正解」ページでは各年度の問題および模範解答(配点を含む)をPDFファイルで公開しています。ANTA(日本旅行業協会)はこちら

なお同じページでは過去数年分の問題と正解、昨年度本試験の資料なども掲載されています。各年度の難易度分析等に利用されると良いでしょう。

総合旅行業務取扱管理者試験・模範解答
▲試験実施団体による模範解答ページ(画像は日本旅行業協会ホームページから)

試験ガイド(概要)

この章では合格ラインや合格率・合格発表日など、総合旅行業務取扱管理者に関する各種データを掲載します。

総合旅行業務取扱管理者に限りませんが、試験の合格には難易度など試験について分析しておくことが知ることが大切です。また合格発表をイメージすることで、試験対策のモチベーションもアップすると思います。

また合格を目指される受験生の方はご存知だと思いますが、「旅行業者や旅行業者代理業者は、営業所ごとに一定の資格を持った旅行業務取扱管理者を選任して、旅行の取引条件の説明などの業務の管理・監督を行わせなければならない(国土交通省サイトより)」と法律で定められています(旅行業法)。

つまり営業所等に必ず旅行業務取扱管理者を配置する必要があります。この点から旅行業務取扱管理者の資格取得は、旅行業界への就職や転職に有利とされています。このような魅力を確認した上で、各種データや試験ガイドをご覧になってください。

学習する女性
(画像はイメージです。)

受験者数・合格者数・合格率

以下は平成に入ってからの合格率を表示しています(順に「受験者数」「合格者数」「全体の合格率(一部科目免除者を含む)」)。これを見ても分かるように、合格率は特殊な年度を除けば30%前後で推移しているのが分かります。

なお合格率が高い年度としては令和2年度の40.7%、反対に合格率が低い年度としては平成27年の22.8%などがありますが、ここ数年の試験結果を見ると20%台から30%台の合格率だと分かります。

実施年度受験者数合格者数合格率
2022年(令和4年)5,2661,66231.6%
2021年(令和3年)7,1351,78525.0%
2020年(令和2年)10,3784,22540.7%
2019年(令和元年)3,8781,16129.9%
2018年(平成30年)9,3962,54927.1%
2017年(平成29年)9,9502,32423.4%
2016年(平成28年)10,5172,75026.1%
2015年(平成27年)10,0632,29622.8%
2014年(平成26年)10,5213,00428.6%
2013年(平成25年)10,6802,75825.8%
2012年(平成24年)11,5343,51730.5%
2011年(平成23年)11,8332,95625.0%
2010年(平成22年)13,3514,95637.1%
2009年(平成21年)12,6643,22925.5%
2008年(平成20年)12,5764,30934.3%
2007年(平成19年)13,1684,71735.8%
合格率は、全科目受験者と一部科目免除者の合計

試験科目

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
  3. 国内旅行実務
  4. 海外旅行実務

配点は海外旅行業務のみ200点満点で、他の試験科目は100点満点となっています。

※試験の一部免除制度
国内旅行業務取扱管理者有資格者は、「旅行業法(旅行業法及びこれに基づく命令)」と「国内旅行実務」の受験が免除されます。

また管理者研修修了者(旅行会社で直近5年以内に3年以上の海外旅行業務の経験がある人を対象に実施された研修において、修了テストに合格された方)は、修了テストで合格した当該科目が受験科目から免除されます。

さらに前年度の総合旅行業務取扱管理者試験において合格基準(満点の60%)を超えた方も当該科目が免除されます(科目合格者制度)。ただし適用は「国内旅行実務」「海外旅行実務」の2科目のみとなっています。

なお受験資格は原則としてありません(過去の試験において不正行為を行ったなどのケースを除く)。したがって年齢や性別等の制限もありません。

合格ライン・合格基準

合格ラインは、各科目とも満点の60%以上の得点になるケースが多くなっています。なお過去の本試験の合格基準(合格ライン)については、一般社団法人・日本旅行業協会(JATA)の実施結果にあるPDFファイルで公開されています。

試験地と受験料

「北海道」「宮城県」「東京都」「愛知県」「大阪府」「広島県」「福岡県」「沖縄県」となっています(令和5年度、なお東京都は別途受験2会場が追加)

受験料
6,500円(令和5年の場合)

令和5年度試験の実施スケジュール

・試験日 令和5年10月22日(日)
・合格発表日 令和5年12月8日(金)  ※ 11時頃を予定

合格発表日と合格通知について

結果通知は、合格者には合格証を簡易書留で、不合格者には葉書で送付します。また試験実施団体の日本旅行業協会の事務局で合格者の受験地・受験番号の一覧を閲覧できるようにすると共に、公式ホームページでも掲載される予定です。

このほか総合旅行業務取扱管理者試験の実施概要については、試験を実施する日本旅行業協会(JATA)サイトで御確認ください。

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